幼馴染の溺愛から離れることができない
「勝手に決めつけないでよ
朔ちゃんはものでも何でもない
一人の人間なんだから」

「それに私から近づいてない
朔ちゃんから話しかけてきたりしてくれてるだけだから
朔ちゃんに近づきたいなら話しかければいいでしょ」

「なっ後輩のくせに生意気言うんじゃないわよ
それに気安く朔ちゃんなんて言わないで!」
ドカッバシッ………

反抗したのが気に食わないのか
見えないところを殴ったり蹴ったりしてきた

少しして満足したのか帰っていった

「ツッー最悪!」

早くしないと優ちゃんが心配するから帰らないと

痛かったけど我慢できるくらいだったから急いで教室に戻った

「ゴメンね、お待たせ」

「どうしたの遅かったね」

「帰り道に先生に捕まっちゃって」

「それは災難だったね」

ふーなんとか誤魔化せたみたい

「花音、今日空と帰るから先帰ってて」

「うん、わかった!」

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