慟哭、禁断の果てに
私達は同じなんだ

この人を守りたいと思った

傷を舐め合うんじゃなくて、癒して新しい思い出に
塗り替えたい

幸福な記憶でいっぱいにしたい。

私に出来るかなんて分からないけど、、、

でも、人生の幕を下ろすとき、そばにいるのは私がいい


「和宏さん、二人で生きていこう。私がずっとずっと
あなたのそばに居るから。」

「舞、、、ありがとう」

初めて呼び捨てにされた。

それは兄妹としてじゃなく、恋人になった瞬間だった



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