先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
「肺活量弱すぎ?もう一回同じとこやってみたら?」
航さんが面白がってTシャツを脱いで言うからまた挑戦してみた。
程よく筋肉のついた均整のとれた身体。見慣れてるとはいえ目のやり場に困ってしまう。
目を瞑ってやってみたけど、まだ付かない。
酸欠のなりそうになりながら3度挑戦して、やっとピンクに色づいたなって感じ。
「…ぷはっ、はぁもうダメ…なかなか付かない」
「ククッ、俺が見本見せてやろうか?」
と言ってまた胸元に顔を近づけるから、パッと手を出し阻止。
「もうダメ!着替えないと!」
笑ってる航さんから逃げて顔を洗いに洗面所へ行き鏡を見ると完璧赤い痕が見えて恥ずかしい。
着替えは丸首のカットソーしかないから隠しようがない。
ストールで隠すしかないか…、はぁ~。
航さんも着替え、Vネックの襟から際どく見えてる。
「こんな見えるところに…恥ずかしいよ…」
「俺は嬉しいけど?キスマークは独占欲の証しだからな。お前は俺のもの。俺は?」
「…私のもの?」
「そう」
にっこり笑って頷く航さん。昨日の話を気にしてこんなことしてくれてるのかもしれない。
嬉しくて私もにっこり笑って航さんを見上げると、キスが降ってくる。
見つめ合い首に手を回し背伸びして自分からもキスをした。