先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~

街中で、ふと前の方で女の子二人がわいわい楽しそうにしているのを見て、その一人が知ってる人のようで近づいてみた。

「知佳ちゃん?」

「花笑さん!」

やっぱり知佳ちゃんだった。
相変わらずちっちゃくてかわいい。

「こんにちは。こんなところで会うなんて。今日はお友達とお買い物?」

「あっはい。幼なじみの武藤里美です。里美、こちら職場の先輩の松崎花笑さん」

知佳ちゃんが紹介してくれた里美さんは

「はじめまして。知佳がいつもお世話になっております」
と、母のように挨拶をして、知佳ちゃんに睨まれてるけど気にしてないみたい。
仲が良さそうな様子が微笑ましかった。

「ふふっこちらこそ」

「花笑さんいつもと違って綺麗ですね!お買い物ですか?一人で?」

聞かれたとたん恥ずかしくなって頬が赤くなるのを感じながら答える

「ううん、ちょっと人と待ち合わせをしているの」

「もしかして彼氏さんですか?」

鋭い突っ込みにますます顔が赤くなって

「ふふっそう…かな」

照れくさくてごまかした。やっぱり私気合い入れすぎかな?恥ずかしい!

「じゃ、じゃあ私もうすぐ待ち合わせの時間だから。またね」

「あ、はい!また!」

里美さんにも軽く会釈してそこで別れた。
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