【バレンタイン短編】同期から贈られたおまじないは、キス。
「お前のチョコならいくつでも……いくつでも食べるから。だからほかの男にもには渡すなよ」
「柳田くん?」
「好きだ。前からお前のこと見てた。付き合ってほしい」
胸に回されていた腕がほどけ、その手が肩に回る。くるりと反転され、正対する。目の前には柳田くんの顔。
真剣な眼差し、ほんのり潤んで。
私、このひとのことが好き。ずっと前から。
自信がなくて逃げていた。
「こ、今年はほかのひとにはあげないから」
「チョコを俺だけにくれるってこと?」
「そ、そういうことになる、ね」
「史穂? それってOKってことだよな?」
「そ、それ以上聞かないで。今、自分の気持ちを確認中なの」
「なんだよ、それ。オレのこと好きなんだろ?」
「多分。でも、なんていうか、いつから好きだったとか、どんなところが好きなのか、とか……今まで考えたことなくて。でも」
「でも?」
「た、多分、好き……だ思うから」
「歯切れの悪い返事だな。でも俺は史穂が好きだから。あきらめねえし、他の男には渡さねえし」
再び近づく柳田くんの顔。今度は正面からキスされた。
「柳田くん?」
「好きだ。前からお前のこと見てた。付き合ってほしい」
胸に回されていた腕がほどけ、その手が肩に回る。くるりと反転され、正対する。目の前には柳田くんの顔。
真剣な眼差し、ほんのり潤んで。
私、このひとのことが好き。ずっと前から。
自信がなくて逃げていた。
「こ、今年はほかのひとにはあげないから」
「チョコを俺だけにくれるってこと?」
「そ、そういうことになる、ね」
「史穂? それってOKってことだよな?」
「そ、それ以上聞かないで。今、自分の気持ちを確認中なの」
「なんだよ、それ。オレのこと好きなんだろ?」
「多分。でも、なんていうか、いつから好きだったとか、どんなところが好きなのか、とか……今まで考えたことなくて。でも」
「でも?」
「た、多分、好き……だ思うから」
「歯切れの悪い返事だな。でも俺は史穂が好きだから。あきらめねえし、他の男には渡さねえし」
再び近づく柳田くんの顔。今度は正面からキスされた。