純真~こじらせ初恋の攻略法~
「一つは藤瀬に、田原と橘が裏切っていると伝えたこと」
それはここに来る前に、私と藤瀬くんの二人で確認できたことだった。
それだけでも大きな誤解だったけれど、更に何か大きなことでもあるのかしら。
心臓がバクバクと大きな音を立てているのがわかる。
「もう一つは茉莉香に、自分と藤瀬くんが付き合ってると伝えたこと。この2つだけよ」
「……え?」
それって……。
あれだけ心を痛めて悩んで泣いて。
私の人生を大きく変えた、大好きな彼の裏切りが……嘘だったっていうの?
「はっ……」
上手く呼吸ができなくなって、私が短く息を吐いたのを感じてくれたのか、背中にそっと藤瀬くんの手が添えられた。
「茉莉香、大丈夫だ」
上下にゆっくりと背中をさする手に、少しずつ呼吸が整い始める。
「どうしてそんなに落ち着いてるの?」
駅で話した時はあんなに固まっていたくせに、今では優しく微笑んでくれているなんて。
「俺にあんなこと言ったくらいだ。もしかしたら茉莉香にも何か吹き込んでる可能性もあるかも知れないと思ってたよ。まさかそんなこと言われてるなんて、思いもよらなかったけどな」
苦笑いする藤瀬くんの表情は、なんだかとても切なく歪んでいた。
「ちょっと待て。俺と茉莉香が真斗を裏切ってるなんて嘘、いくらお前らが黙ってたって、すぐばれることだろ」
田原くんが苛立ち気味にそう言ったが。
「普通だったらな」
「そんな単純な事じゃないのよ。現に二人は壊れたでしょ」
バッサリと鋭い一言に言葉と詰まらせた。
それはここに来る前に、私と藤瀬くんの二人で確認できたことだった。
それだけでも大きな誤解だったけれど、更に何か大きなことでもあるのかしら。
心臓がバクバクと大きな音を立てているのがわかる。
「もう一つは茉莉香に、自分と藤瀬くんが付き合ってると伝えたこと。この2つだけよ」
「……え?」
それって……。
あれだけ心を痛めて悩んで泣いて。
私の人生を大きく変えた、大好きな彼の裏切りが……嘘だったっていうの?
「はっ……」
上手く呼吸ができなくなって、私が短く息を吐いたのを感じてくれたのか、背中にそっと藤瀬くんの手が添えられた。
「茉莉香、大丈夫だ」
上下にゆっくりと背中をさする手に、少しずつ呼吸が整い始める。
「どうしてそんなに落ち着いてるの?」
駅で話した時はあんなに固まっていたくせに、今では優しく微笑んでくれているなんて。
「俺にあんなこと言ったくらいだ。もしかしたら茉莉香にも何か吹き込んでる可能性もあるかも知れないと思ってたよ。まさかそんなこと言われてるなんて、思いもよらなかったけどな」
苦笑いする藤瀬くんの表情は、なんだかとても切なく歪んでいた。
「ちょっと待て。俺と茉莉香が真斗を裏切ってるなんて嘘、いくらお前らが黙ってたって、すぐばれることだろ」
田原くんが苛立ち気味にそう言ったが。
「普通だったらな」
「そんな単純な事じゃないのよ。現に二人は壊れたでしょ」
バッサリと鋭い一言に言葉と詰まらせた。