純真~こじらせ初恋の攻略法~
藤瀬くんは私を立ちあがらせると、後ろに置いていた二人分の荷物を手にした。
「これ以上コイツ等の話を聞くつもりはない」
そうハッキリ告げると、藤瀬くんは私の手を優しく繋ぎ、個室の出口へと向かう。
「ちょっと藤瀬くん、いいの?」
確かに私も帰りたかったけど、それじゃサヨナラというのも他の人に対して気が引ける。
「こいつらから謝られたところで、俺と茉莉香は今さらどうするつもりもない。あとは永久に任せるよ」
田原くんに丸投げした藤瀬くんは振り返り、にっこり笑ってそう言った。
「はぁ!?何言ってんだお前」
焦ったように立ちあがろうとした田原くんに、藤瀬くんは待ったをかける。
「永久だって当事者だろ?茉莉香と付き合ってるなんて、今考えてもぶっ飛ばしたくなるような嘘つかれてんだから」
握り拳をかかげた藤瀬くんに向かって、田原くんは思いっきり両手を振って遠慮した。
「わかった。俺に任せろ。喜んで引き受ける」
「頼むな」
「一つだけ言わせてもらうと、俺は本当に茉莉香とは何でもないからな。今も昔も大事な友達としか思ってねえ」
「そんなの当り前だ、あほ」
露骨に顔をしかめ、藤瀬くんは田原くんにそう言った。
その姿は中学生時代と何も変わっていなくて、あれから十年以上も音信不通だった二人だとは思えなかった。
「この5人には永久からの長~い説教が待ってる。真斗は早く茉莉香と二人きりになりたいらしいから、もう行かせてやってくれ」
小沢くんの一言で、みんな冷やかし半分だが快く私と藤瀬くんを送り出してくれ、私はホッと胸を撫で下ろした。
「これ以上コイツ等の話を聞くつもりはない」
そうハッキリ告げると、藤瀬くんは私の手を優しく繋ぎ、個室の出口へと向かう。
「ちょっと藤瀬くん、いいの?」
確かに私も帰りたかったけど、それじゃサヨナラというのも他の人に対して気が引ける。
「こいつらから謝られたところで、俺と茉莉香は今さらどうするつもりもない。あとは永久に任せるよ」
田原くんに丸投げした藤瀬くんは振り返り、にっこり笑ってそう言った。
「はぁ!?何言ってんだお前」
焦ったように立ちあがろうとした田原くんに、藤瀬くんは待ったをかける。
「永久だって当事者だろ?茉莉香と付き合ってるなんて、今考えてもぶっ飛ばしたくなるような嘘つかれてんだから」
握り拳をかかげた藤瀬くんに向かって、田原くんは思いっきり両手を振って遠慮した。
「わかった。俺に任せろ。喜んで引き受ける」
「頼むな」
「一つだけ言わせてもらうと、俺は本当に茉莉香とは何でもないからな。今も昔も大事な友達としか思ってねえ」
「そんなの当り前だ、あほ」
露骨に顔をしかめ、藤瀬くんは田原くんにそう言った。
その姿は中学生時代と何も変わっていなくて、あれから十年以上も音信不通だった二人だとは思えなかった。
「この5人には永久からの長~い説教が待ってる。真斗は早く茉莉香と二人きりになりたいらしいから、もう行かせてやってくれ」
小沢くんの一言で、みんな冷やかし半分だが快く私と藤瀬くんを送り出してくれ、私はホッと胸を撫で下ろした。