純真~こじらせ初恋の攻略法~
藤瀬くんは私の手からルーズリーフを抜き取ると、とても愛おしそうになぞった。
「どんなにもがいても、俺はずっと茉莉香を忘れることはできないんだって悟ったんだ。俺はこれからもずっと茉莉香を求めながら生きてくんだろうなって」
関係を終わらせて全てを断ち切って、新しい環境で必死に前を向こうとしていた藤瀬くん。
そんな藤瀬くんの心の中に、私はすっと存在していたんだ。
それなのに私は一人で藤瀬くんから裏切られたことを嘆いて、無理やり切り捨てようとして。
藤瀬くんに再会するまで、自分の心の奥底とは向き合おうともしなかった。
私はなんて愚かで臆病なんだろう。
「自分の気持ちを素直に認めてしまったら、後はもう心のままに動くだけだった。茉莉香が話していた夢を俺も共に目指して歩むことで、いつも茉莉香と繋がれてるような気がした。この仕事もきっかけは茉莉香だったけど、気が付くとそんなことは関係なくなるほど俺自身の夢になったんだ」
初めて私が藤瀬くんの手掛けたものを見た時に全身が震えたのは、この仕事がもう藤瀬くんの夢になってたからなんだ。
「あの会社でアシスタント候補として茉莉香の履歴書を見た時、これは運命なんだって思ったよ」
それは私も同じだった。
藤瀬くんがいつこの土地に戻って来たかはわからないけれど、この広い土地の中でこうやって巡り合うなんて、相当な確率なんじゃないだろうか。
「どんなにもがいても、俺はずっと茉莉香を忘れることはできないんだって悟ったんだ。俺はこれからもずっと茉莉香を求めながら生きてくんだろうなって」
関係を終わらせて全てを断ち切って、新しい環境で必死に前を向こうとしていた藤瀬くん。
そんな藤瀬くんの心の中に、私はすっと存在していたんだ。
それなのに私は一人で藤瀬くんから裏切られたことを嘆いて、無理やり切り捨てようとして。
藤瀬くんに再会するまで、自分の心の奥底とは向き合おうともしなかった。
私はなんて愚かで臆病なんだろう。
「自分の気持ちを素直に認めてしまったら、後はもう心のままに動くだけだった。茉莉香が話していた夢を俺も共に目指して歩むことで、いつも茉莉香と繋がれてるような気がした。この仕事もきっかけは茉莉香だったけど、気が付くとそんなことは関係なくなるほど俺自身の夢になったんだ」
初めて私が藤瀬くんの手掛けたものを見た時に全身が震えたのは、この仕事がもう藤瀬くんの夢になってたからなんだ。
「あの会社でアシスタント候補として茉莉香の履歴書を見た時、これは運命なんだって思ったよ」
それは私も同じだった。
藤瀬くんがいつこの土地に戻って来たかはわからないけれど、この広い土地の中でこうやって巡り合うなんて、相当な確率なんじゃないだろうか。