純真~こじらせ初恋の攻略法~
そんななかで私達が再び出会って、再び恋をした。
これが運命じゃなくて何なのだろう。
「俺はもう、この拗れた初恋をそろそろ実らせてやりたいと思った。だから俺はちゃんと茉莉香自身とも向き合いたいんだ」
「藤瀬くん……」
私は自分の気持ちに逃げてばかりだった。
心の奥にいる藤瀬くんの存在が顔を出しそうになるたびに、慌ててかき消して蓋をして。
終わったことだ、過去の事だ、引き戻されてはいけないと言い聞かせた。
再会してようやくそれが全て無駄な事だったんだと気が付いた。
もう、抑え込む蓋なんて持っていなかった。
「私……」
思うだけで何もしてあげられなかった自分の心を、自分の言葉で救ってあげたい。
誰のためでもない、私自身の素直な気持ちのために。
「今までの自分の気持ちも、これまでの葛藤も、後悔も恨めしさも。全部藤瀬くんが言ってくれた事と同じだった」
藤瀬くんの言葉はそのまま、私の気持ちの代弁だったような気がする。
「違ったのは一つ。自分と向き合わずに心に嘘をつき続けていたということだけ」
それは辛くて情けないことだけれど、私には必要なことだったのだと今になって分かった。
「それを気付かせてくれたのは、やっぱり藤瀬くんだった。私はずっと……藤瀬くんのことだけを想ってた」
私は今やっと、自分の心を解き放つことができたんだ。
「今も昔もこれからも……藤瀬くんが好き……」
十年以上の時を掛けて、とうとうこの言葉が言えたことに、私は涙が流れた……。
これが運命じゃなくて何なのだろう。
「俺はもう、この拗れた初恋をそろそろ実らせてやりたいと思った。だから俺はちゃんと茉莉香自身とも向き合いたいんだ」
「藤瀬くん……」
私は自分の気持ちに逃げてばかりだった。
心の奥にいる藤瀬くんの存在が顔を出しそうになるたびに、慌ててかき消して蓋をして。
終わったことだ、過去の事だ、引き戻されてはいけないと言い聞かせた。
再会してようやくそれが全て無駄な事だったんだと気が付いた。
もう、抑え込む蓋なんて持っていなかった。
「私……」
思うだけで何もしてあげられなかった自分の心を、自分の言葉で救ってあげたい。
誰のためでもない、私自身の素直な気持ちのために。
「今までの自分の気持ちも、これまでの葛藤も、後悔も恨めしさも。全部藤瀬くんが言ってくれた事と同じだった」
藤瀬くんの言葉はそのまま、私の気持ちの代弁だったような気がする。
「違ったのは一つ。自分と向き合わずに心に嘘をつき続けていたということだけ」
それは辛くて情けないことだけれど、私には必要なことだったのだと今になって分かった。
「それを気付かせてくれたのは、やっぱり藤瀬くんだった。私はずっと……藤瀬くんのことだけを想ってた」
私は今やっと、自分の心を解き放つことができたんだ。
「今も昔もこれからも……藤瀬くんが好き……」
十年以上の時を掛けて、とうとうこの言葉が言えたことに、私は涙が流れた……。