副社長はワガママ5歳児。

だから、ちゃんと伝えよう。
副社長の愛情の答えを。

普段は伝え切れてないから
あなたの好きな所を言おう。

紫苑「だったら拗ねてんじゃねぇよ!!
あんたの言い所は無邪気な所だろうが。」

悠真「...え?」

紫苑「ずっと見てきて分かった。
あんたが横柄な態度をとる時
決まって必ずそこに社長がいる。
いつもは人と上手くやれるあんたが
何で社長の前ではそうなれないんだと思う?」

ようやく分かった。
いつも幸せそうなこの人は
誰よりも寂しさを感じてたって事。

家には家政婦さんがいる。
1人ぼっちになる事はない。
だけど、この人はいつでも
1人ぼっちだったんだ。
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