副社長はワガママ5歳児。

悠真「あのさ、もう良くない?」

紫苑「何が?」

私の事を嫌いになったのだろう。

悠真「過去の恋人の言動を原因に
紫苑が悩むのってやっぱり何か
変なんじゃないかな。」

紫苑「変って?」

悠真「だって、分からないよ。
例えば紫苑がその恋人に
最低最悪な態度を取ってたとしたら
それが多分別れの原因だし。
例えばそうじゃないって言うのなら
向こうが最低最悪な人間
だったって事じゃん。
でも、いずれにせよ考えても
意味無いんじゃない?」

でも、やっぱりこの人は違った。
今の所、私には彼の言葉は
宇宙語のごとく理解出来ないけど。
嫌いになった訳ではなさそうだ。

だから、知りたい。
彼が言おうとしてる事を
理解する努力は怠りたくはない。
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