副社長はワガママ5歳児。

きっちり1時間後に迎えに来た
運転手は泥だらけの副社長を見て
驚いていた。

紫苑「さっき、男の子に言われて
思い出した事があるんだけどさ。」

悠真「何?」

紫苑「寂しい想いは沢山したけど
私は母親の事が嫌いじゃなかった。
むしろ、構って欲しいと思ったのは
好きだったからなんだね。」

悠真「どうゆう意味?」

紫苑「私が不良になった時
お母さんは1度も喧嘩しちゃダメって
言わなかった。友達と仲良く
出来る方法を考えようって言ってくれた。
私はお母さんからあれはダメ。
何何しちゃいけませんって
言われた事がなかった。」

悠真「俺は、ずっと親父の事が
好きだったよ。放ったらかしに
されたとしても...あの人の
背中だけを追ってきた。
でも、やっぱりさ
心が折れそうになるんだよ。
振り向いて貰えない悲しさからは。
紫苑も寂しかったんだな。」
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