エリート御曹司は獣でした
これまで私がふるまった肉料理についても「最高にうまかった」と評価してくれて、それを聞いた他課の若手男性社員が、羨ましそうに言う。


「いいですね。俺も相田さんのホームパーティーに参加してみたいです」


「今度、誘ってもらえませんか?」とお願いされた私は、「喜んで!」と即答する。


「来週の日曜はどうでしょう? 肉タワー鍋、もう一度作りますよ。今度はスープの味違いで、土鍋ふたつに分けて作ろうと思います」


私の肉パーティーに参加したいと言ってくれるなんて、嬉しいことだ。

張り切る私が、「他に参加したい方はいますか?」と問いかければ、次々と手が上がった。

その人数は、十四人。

スペースの都合上、最大十五人までしか招待できないので、ちょうどいい人数と言えよう。


あとひとりなら入れるけれど……と周囲をぐるりと見回した私は、乗友さんと目が合ってしまう。

睨むような視線をぶつけられて、ハッとした私は、慌てて彼女にも声をかけた。


「乗友さんも、どうですか?」

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