その夜は、星が綺麗だった
「あーあ、なんで、なんで、気づくんだよ…」


「なんとなく気づいた」


「ふっ、なんだよそれ...あーあ、先生や先輩にも気を使われないように明るく振舞って、気づかれないようにしてたのにな...」


そう言うと、私を抱いていた腕をほどいてくれた


アキトくんの顔はすごく悲しそうで寂しいそうな、なんともいえない、今まで見たことのない表情をしていた


いつも明るいアキトくんとは大違いだった



「もうすぐ大会があるんだよ…3連覇をかけた大会でもあって、3年生は最後の試合でもあるんだよ。そんな大事な試合の団体に俺が選ばれた」


「うん」

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