その夜は、星が綺麗だった
誰もいない教室


窓を開けて空気の入れ替え


陸上部の人達が

グランドを駆け抜ける


やっぱ速いなあ

少し羨ましかったりもする



自由


ということに




私にはさほど自由はない


父が築き上げたあの会社を私が上手く経営できるとは思わない


女だからといってなめられるのかもしれない



だから、父以上に知識と経験を積まなければならない


父を超えなければいけない


父の大切なものを私が受け継ぐ



時間がない


私に出来ることを精一杯する




そのためなら


感情をも捨てようではないか



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