俺が必ず守るから
俺はなにも言い返せなかった。
それもそうかもしれないと思ったんだ。
きっと美樹は責めてる。
俺が倒れたのは自分のせいだって。
違うのに、美樹のせいじゃないのに。
俺が美樹を助けくて、守りたくてやったことなのに。
でも美樹がこなくなったら俺はそれさえ美樹に伝えることができない。
自分の体のことはよくわかっていたから。
俺はもうきっとこのまま退院できない。
美樹に会いに行くことすらできないんだ。
それがすごく苦しく、俺はひとり病室で泣いた。