オジサンに恋しちゃダメですか
あった。ここを直せばいいんだ。

って、赤線あり過ぎ!


「瀬田。どこまで終わった?」

「半分です。」

外川課長に背中を押されながら、私は必死に原稿の直し。

「終わった!」

自分でもこんなに早く、原稿の直しやるとは、思ってもみなかった。

早くこれを印刷しなきゃ。

右クリックして、はい、印刷!

印刷機から、ザーッと書類が1枚出てくる。

急いで印刷機へ行って、書類を握りしめ、外川課長の元へダッシュ!


「課長、終わりました。」

「よし、見せろ。」

外川課長は受け取った原稿を、足を組みながら真剣に見ている。

課長、こんな表情するんだ。

普段は、面白いヒョロヒョロしたおじさんなのに。


って、それは失礼か。

課長だもんね。

真面目に仕事をしなきゃ、その役職には付けないもんね。
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