オジサンに恋しちゃダメですか
「課長、終わりました。」

書類10部、纏めて揃えて、課長に提出した。

「悪かったな、瀬田。」

「いいえ。いつでも言って下さい。」

課長の仕事を手伝えるなんて、なんか出来る女って感じしない?

他の人には、任せられない仕事を、こなしているとか。


「よし!今度の飲み会のプラン、できたぞ!」

「おおー!」

それを聞いて、私は目が点になった。

「……飲み会?何の飲み会ですか?」

「決まってるだろ、うちのチームの飲み会だよ。」

「えっ……」

肩から洋服が、ずり落ちるような気がした。


「1分1秒を争う仕事だって……」

「ああ、そうだ。何たって飲み会は、明日だからな。松本!この店、予約しておけよ。」

松本さんが立ち上がった事で、代わりに私、倒れてもいいですか。
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