オジサンに恋しちゃダメですか
「ごめん。」

私は、四宮君から目を反らした。

「四宮君の気持ちには、応えられない。」

これで私の気持ち、分かってくれればいいんだけど。

「分かった。奈津奈ちゃんも、その相手の事、本当に好きなんだな。」

ちょっと、安心した。

何を言っても四宮君、男らしく口説いて来るから。


「あーあ。奈津菜ちゃんは、ちょっと迫れば、落とせると思ったのにな。」

「ええー。私、そんなに軽い女に見えるの?」

四宮君はクスッと笑うと、私の額を、ペチッと叩いた。

「違うよ。俺が、口説き落とせば落ちるって、自信過剰になってたの。」

「はあ……」


そんなに私の事好きだったなんて。

私、何で今まで気づかなかったんだろう。

って言うより、四宮君だったら、私よりもいい人が彼女になってくれるよ。
< 65 / 103 >

この作品をシェア

pagetop