オジサンに恋しちゃダメですか
「あの……私……」

だんだん、涙声になる。


課長には、四宮君との事、誤解されたくない。

違うんだって。

ただ一緒に、飲んでいただけだって、課長に説明したいのに。


「悪い、四宮。こいつ、俺が送っていく。」

「えっ……」

「ホント、悪い。」

そして私は、課長に引きずられながら、四宮君から離れて行った。

「あの……課長……」

「いいから!」

連れて行かれたのは、小さな公園だった。

課長は、ベンチに私を座らせると、険しい顔した。

「いいか。ここから1mmも動く事なく、待ってろよ。」

「……はい。」

久々に見た、課長のお怒りの顔。

しかも、飲んだ後に、小さな公園で。


あちゃー。

やっぱりあのまま、四宮君と帰ればよかったかな。

小さな後悔が、私を包む。
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