オジサンに恋しちゃダメですか
「なんで、そんなに酔っぱらってるんだ?」

「えーと……」

考えている間にも、私の足元はフラフラ、フラフラ。

そんな私の腕を、四宮君は抱きとめてくれた。

「俺と一緒に、飲んでたんです。すみません。」

課長の前に、部下二人。

余程鈍い人じゃない限り、気を利かすよね。


「あっ、そうか。確か二人は、同期だったな。」

「はい。」

足元ふらついている私を他所に、四宮君と課長は、道のど真ん中で、顔を見合わせていた。

「悪かったな。引き留めて。」

「いえ。」

そう言って、外川課長が後ろを向いた。

待って!

行かないで!


「課長!」

思わず、外川課長を引き留めてしまった。

「あの……」

それなのに、まだ足元フラフラして、真っすぐ課長を、見る事ができない。
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