オジサンに恋しちゃダメですか
翌日は、会議の日だった。

この会議で、課長と一緒にプレゼンをするのだが、今から緊張して、体が震える。

そんな時だった。

「瀬田ちゃん、有難う。資料、ばっちりだった。」

四宮君が、残りの資料を印刷している。

「よかった。お役に立てて。」

私が喜んでいると、四宮君も笑う。

「えっ……」

「いや、奈津菜ちゃんが笑ってくれて、嬉しいなぁって。」

「あっ……本当?」

いつの間にか、顔が赤くなる。

そんな事、スラッと言えるのは、四宮君だけだよ。


そして午後になって、私達は会議室に移動した。

「四宮君の出番って、いつ?」

「課長の次だよ。」

資料の原稿を持って、私は課長を待った。

しばらくして会議室に来た課長は、私を見ると、うんと頷いた。
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