クールなアイドルの熱烈アプローチ
「……朝陽君、陽菜を護りきれなかったことに言い訳する気はない。
だが、俺は……俺達はこのままでは終わらせない。
必ず陽菜をスキャンダルに巻き込んだ大堂を引き摺り下ろす」

「男に二言は?」

「ない」

きっぱり言い切った堀原の真意を確かめるようにじっと朝陽が見つめる。
暫くして納得したのか、突然朝陽がニヤッと笑った。

「蛯名さん、あんたも大堂を解雇に追いやると言う話に二言はないよね?」

「も、もちろんです!そのためなら何でも協力します!!」

「よし!ならまずはこの三人で結託してみようか。
味方はどんどん増えるはずだけど、大堂にバレないように行動してよ?」

特に蛯名さん。と言いながら朝陽はポケットから録音中のボイスレコーダーを円卓の上に置いた。

「俺ら今から運命共同体ね?
裏切った瞬間にこれ、マスコミに持ってくから」

悪魔のように笑う朝陽に堀原と蛯名は背筋が凍った。
朝陽が敵側じゃなくて良かったと、本気で思った瞬間だった。

「蛯名さんが言う陽菜の協力だけど、時期を見て考えようと思うんだ」

「確かに、今はまだ時期尚早だな。
陽菜のメンタルも持たないだろう」

「そ。それで蛯名さん、手始めにこんなデザインのやつを大堂が持ってなかったか確認してきてほしいんだけど?」

言いながら朝陽がスマホの画像を見せると、何故かそこには美味しそうなチョコレートアイスが写っていて堀原と蛯名は首を傾げた。
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