ずっと・・・



「それなら安心したわ」


優しく笑う先輩の横で、結城さんも深く頷いている。

この2人にも色々なことがあったのだろう。

それを乗り越えて今があるんだ。

私だって、この先どうなるかなんて分からない。

彼のこともだけど、女の子のこともある。

一つずつ片付けていかないと。



次の日以降、女の子に振り回された。

朝でもお昼でも帰りでも、私を見つけては一言言う。

同じ子が何回も言ってくることもある。

それに対して、同じ事を繰り返す。

上司に言えと。

だけど、誰1人としてそれはしなかった。

イヤ、出来なかったと言う方が正しい。

結局、自己中心的な考えを上司に言える訳がないんだ。

真っ当な理由がないのだから。

それでも、飽きずに言ってくるんだから大したものだ。

そんな時、思わぬ来訪者があった。


「ねぇ、内山さん!何かあったの!?」


焦ったように男の先輩にそう言われるけど、全然話しが見えなくて意味が分からない。




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