ずっと・・・
さっきの男は、中学の同級生だった。
全てを知っている、中学の同級生。
男の言っていた二股、三股は当たり前でヤるのが趣味は、噂されていたこと。
もちろん、事実じゃない。
でも、噂はどんどん大きくなっていった。
誰かがその現場を見た訳じゃない。
それでも、見たかのように言えば、嘘でもそれが真実となる。
その噂が流れることになった原因は、人気のあった男の告白を断ったため。
しかも、間が悪いことにクラスの中心にいる女がその男に振られた直後のことだった。
元々、何かと私が気に食わなかった彼女は、ここぞとばかりにいじめ出した。
それは、生易しいものじゃなかった。
誰1人として味方はいなかった。
先生も見てみぬふり。
人間不信になるには十分だった。
このことがあったから、学校では地味で過ごそうと素を隠した。
隠せるように、誰も知ることがない遠くへ来た。
その当時の知り合いに逢っても、私だと分からないだろうと。