ずっと・・・



「ああ、あるわ。了解、やっとくね」

「疲れてる?適度に休憩入れなよ」

「ありがとう」


特に疲れている訳じゃないけど、コーヒーでも飲んで少し落ち着こう。

考えすぎてるわ。


「内山さん、携帯鳴ってるよ」


コーヒー入れて戻ると、隣の席の先輩にそう言われた。


「あ、すみませんっ」


あまり携帯が鳴ることがないので、基本デスクに放置してある。

でも、よくよく考えれば、今の立場では電話だってかかってくるんだ。

慌てて携帯を手に取り画面を見ると、ドキッとしてしまう。

相手が彼だったから。


「……はい」

『お疲れ。今、大丈夫?』

「はい、大丈夫です」


電話越しに彼の低い声が届く。

それだけでも、ドキドキしてしまう。


『急だけど、明後日の午後、出れる?』

「明後日の午後ですか?ちょっと待ってて下さい」


そう言って、携帯を耳から離して直属の上司の元へ行く。


「すみません、明後日の午後、出てもいいですか?」




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