ずっと・・・
周りの声なんて気にせず、仕事に没頭すればいい。
恋愛がしたい訳じゃないから。
「お疲れ。なんとか上手くいったな」
「お疲れ様です。良かったです。順調にいきすぎている気もしますが」
「確かにな。まぁ、これからだな。でも、やっぱり有紗は仕事が出来るヤツだな」
「やっぱり?」
「ペアが決まった時、上司に言われたんだよな。営業所で1番出来る人だからって」
「え?イヤ、1番ではないですけど……」
「今日だって、有紗が作った資料が良かったんだから」
まさかのところで褒められて驚いた。
私は得意先に行っても、上手く話せない。
だから、少しでも役に立てるように資料作成だけは頑張っている。
でも、それは誰でも出来ることだと思うけど。
相手との会話の中で、言葉を巧みに操っている彼の方が凄いと思う。
「さてと、遅くなったな。飯でも食いに行こう」
「え?」
「なんか用がある?」
「いえ、ないですけど……あ」
「決まりだな」