ずっと・・・



最後はニヤリと言われた。

また、やられた。

いつになっても、彼のいいようにあしらわれる。

嘘でも用事があると言わないといけない場面だったのに。

ご飯を食べに行ったら、そこはもうプライベートな時間。

仕事じゃないんだ。

何言われるか分からないのに。

そもそも、地味な私が隣にいてはダメだと思うんだけど。

さっきみたいに、絶対に周りから小言を言われる。

彼も分かっているはずなのに。


そう思いながら行った先は、個室の小料理屋だった。

少し意外で驚いた。

しかも、馴染みの店なのか、店員さんと仲良さそうに話している。

その上、気づいたら注文されていた。

色々、すばやいな。


「ここ、叔父さんの店なんだ。これは、おすすめのメニュー」


食事が目の前に並べられてから、彼が説明する。

なるほど、叔父さんの店だから親しそうに話していたんだ。

そして、目の前に並べられた料理は、どれも美味しそう。

でも、豪華だ。

ここって、高い店なんじゃ……。




< 79 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop