私 死神見習いになりました!
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優衣「あっ!Niina居たよ!誠太くん!」
Niina「さっきは居なかったのに…。」
私達は、色んなところを探した。
病室・売店・食堂・キッズルームなどなど…。
最初、病室を見に来た時には居なかったのに…。
行き違いか…。
優衣「よ、良かったぁぁあ…」
Niina「えぇ…ほんとに…。」
普段表情を崩さないNiinaも、今回はホッとした表情をしている。
「誠太〜!」
安心していると、後ろの方から子供が走ってきた。
ベッドに横になって、外を見ていた誠太くんはその元気な声にすぐ反応した。
今までに見た事のないくらいの笑顔で振り返る。
誠太「大地!」
大地と呼ばれた少年は、床にランドセルを置くと椅子に座り話し始めた。
Niina「友達…居たんですね…」
優衣「そりゃ居るでしょ。」
Niina「友達がいるのが当たり前…ですか?」
優衣「えっ…?」
Niina「彼はずっと入退院を繰り返しているんですよ?そんな状態で普通は友達なんて出来ませんよ。」
優衣「あっ…そっか…。」
Niina「友達がいて当たり前。なんて、そんなことありえません。
貴方は…自分の人生…覚えてますか?」
優衣「あっ…。そうだ…。ハハッ私は…。」
Niinaの言葉に、私は思い出した。
最近、忘れかけてた私の人生。
Niina「っ!優衣!引っ張られないでください。」
優衣「…えっ?」
Niina「ごめんなさい。意地悪をしてしまいました。
負の感情に…引っ張られないで…。」
優衣「Niina…」
Niina「負の感情に引っ張られてしまうと、死神資格を剥奪され…浮遊霊と呼ばれる存在になる。いずれは…」
優衣「いずれは…何?」
Niina「悪霊となり…消滅してしまう…。」
優衣「…悪霊…消滅…」
Niina「そうです…。今まで何度もそうなった死神を見てきました。
貴方には、そうなって欲しくはない。
与えられた任務を果たし…上へ上がって欲しい。任務を終え、上へ上がるといつかは生まれ変われる。生まれ変わることが約束されている!」
優衣「Niina…。ごめん…。もう、大丈夫…」
Niina「いえ…。少し…喋りすぎました。任務に戻りましょう…」
Niinaは、そう言ってスタスタと誠太くんの方へ歩いていった。
Niinaがさっき話をしてくれた時…私の肩をガシッと掴んできた。
とても…震えていた。
Niinaも過去に何かあったんだろうか…。