契約新婚~強引社長は若奥様を甘やかしすぎる~
「これはもしかして、私たちの式場の候補ですか……?」
「ああ。仕事の合間にコツコツ探してたんだ。まぁ、実際にこの目で見ないと何とも言えないが、いちおう俺はここが気に入ったから、今度の休みにでも行ってみないかと思ったんだが」
「行く! 行きます! ……でもごめんなさい、私は全然探してなくて」
ブログの更新なんかよりそっちの方が大事なのに……彰さんに頼り切りの自分を反省し、肩をすくめる。
「いいよ別に。なんなら、衣装も食事も披露宴の余興も、俺が全部プロデュースしてやる」
「そ、そんなにですか!? すごいやる気ですね」
「そりゃ、結奈が幸せそうにする顔を見たいからな」
サラッと甘いセリフを放つ彼に、今でも慣れずにドキドキしてしまう。
私ははにかみながら「ありがとう」と言って、後ろから顔を覗き込むような体勢で、チュッと彼に口づけた。
だけどやっぱり照れくささに負け、すぐに彰さんのもとをぴゅーっと離れて天蓋付きベッドにダイブした。