私の専属王子は金髪君
美味かったな~と、
ニッと笑いながら
お腹をさすった。


「購買か~。
私まだ食べたことないんだよね。
ほら、先輩たちがたくさんいて
ちょっと行きづらいっていうか…。」


購買は先輩たちの争いが
繰り広げられているから
下級生は中々手が出せない。
なのにそこへ堂々と入って行って
お弁当を買ってきちゃう玲央は
すごいなと関心した。


「食べたことねーの!?
勿体ねーよ!
うちの購買種類多くて美味いんだよ!
特にから揚げ!
6種類くらい味があるんだよ!
俺、今日はブラックペッパーにしたんだ~。」


「そうなの?
私も今日から揚げ食べたよ!
偶然だね!」


購買のから揚げの種類の多さに驚いたけど、
それ以上に、同じものを食べた
って事がなんだか嬉しくって
そんな事を言ってしまった。
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