櫻春風花ーかざはなー
「…………」





外は晴天だというのに、屯所の一室には、何とも言い難い空気が流れていた。




「帰るとこがないのかな?」





近藤が何を聞いても口を開こうとせずただ俯く彼女。





「だまってたってしゃーねぇだろ、何とか言えよ。」




しびれを切らしたのか、だんだんぶっきらぼうになってくる土方の口調。






「あーもう、答えねぇんじゃ話に「だめですよ、土方さん。怖がってます。」」




見ると、怯えた目で見上げる少女の姿。



土方は、小さくため息をつくと、なんとかしろ、というように、一歩後ろへと下がった。





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