恋愛イデアル。
イデアル、音楽をする。
「はあ」と席に座ったまま、身体をうんと伸ばす長月遥。

春だった。教室。

イデアルがスマホでピアノやドラムのアプリを使っていた。

「そういえば、長月遥の家には琴があったな?」とイデアル。
「そ。
いい音で鳴りますよ」

と長月遥。

「しかし、世界は可能性に満ちているのに、我々ひとりぼっちですよ」

「だよな。
ひとりぼっちは怖い」とリンネ。

「だよな」とイデアル。

そのあとピアスの話題。
髪を染めないのとか。

「ご飯が美味しい。
眠い。
幸せってその一点」と長月遥。

「ご飯か」とリンネ。

「今日はサンドイッチだ」とイデアル。

閑話休題(かんわきゅうだい)が続く。
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