恋愛イデアル。
夏が終わりぬ。
夏が終わりぬ。

イデアル、長月遥、俺は久しぶりに川に向かう。

ふと秋の気配。

八月二十三日だ。

「時は永遠を繰り返していくな」とイデアル。

「それが季節ですから」と長月遥。

「そろそろ秋雨前線だなあ」とイデアル。
「そうですね。
湿布とか頭痛薬を買わないと」と長月遥。

日差しが暑かった。
そして、それは四季だったのだ。

繰り返していく季節に。
太陽光が柔らかくなっていく・・・
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