365日のラブストーリー
ふつうの人ならただの世間話や愚痴で終わってしまうような話でも、相手が神長だとそれだけじゃなくなってしまうから不思議だ。
「神長さんって、同じ時間過ごしてるのに、その間にわたしの何倍もいろんなこと考えてるんですね。わたしは何かしてるうちに無になっちゃうからだめなんだろうなあ」
「無……、って」
「封筒の宛先見て、人事部、総務部、運営部、とかそれだけしか考える余裕がないというか」
「俺も分ける役割だったら、そうだったかもしれないですよ」
「それは絶対にないと思います。あ、神長さん指切れてます。絆創膏持ってきましょうか」
「大丈夫です。よくやるので」
「厚紙とか、段ボールで切るとすごく痛いですよね。わたしも急いで作業するといつも手が傷だらけになっちゃって。……あ」
だから開ける作業を代わってくれたのだろうか。
「はい?」
「いえ、なんでもないです」
自惚れは禁物だ。
「神長さんって、同じ時間過ごしてるのに、その間にわたしの何倍もいろんなこと考えてるんですね。わたしは何かしてるうちに無になっちゃうからだめなんだろうなあ」
「無……、って」
「封筒の宛先見て、人事部、総務部、運営部、とかそれだけしか考える余裕がないというか」
「俺も分ける役割だったら、そうだったかもしれないですよ」
「それは絶対にないと思います。あ、神長さん指切れてます。絆創膏持ってきましょうか」
「大丈夫です。よくやるので」
「厚紙とか、段ボールで切るとすごく痛いですよね。わたしも急いで作業するといつも手が傷だらけになっちゃって。……あ」
だから開ける作業を代わってくれたのだろうか。
「はい?」
「いえ、なんでもないです」
自惚れは禁物だ。