365日のラブストーリー
「うそ」
「ほんとうです。何を考えているのかわからないそうです」
「たしかに……、あ、でも良い意味で言ってます」
良い意味で何を考えているかわからないとはどういうことだ、と有紗が心の中で自分に突っ込みを入れていると、神長が笑った。
「だいたい浮気していると思われますね。仕事がら、会えない日も多かったので」
「会えないと、それだけで浮気をしていることになってしまうんですか?」
「たとえ恋人であっても、他人を信用するというのは難しいことですから」
「でもお付き合いする人なら、どんなことがあっても信頼できる相手を選ぶような気が。わたし単純だから、そんなふうに考えるのかもしれないですけど」
「俺は綿貫さんのそういうところに惹かれるのかもしれませんね」
「単純なところ?」
「その前です」
次の料理、蒸し煮が運ばれてくる。食材の説明が終わってから、神長がまたスマートフォンを取りだした。
「返事が送られてきました。今、綿貫さん転送しますね」
何のことかと思いながら、有紗は自分のスマートフォンで、メッセージを確認した。
「ほんとうです。何を考えているのかわからないそうです」
「たしかに……、あ、でも良い意味で言ってます」
良い意味で何を考えているかわからないとはどういうことだ、と有紗が心の中で自分に突っ込みを入れていると、神長が笑った。
「だいたい浮気していると思われますね。仕事がら、会えない日も多かったので」
「会えないと、それだけで浮気をしていることになってしまうんですか?」
「たとえ恋人であっても、他人を信用するというのは難しいことですから」
「でもお付き合いする人なら、どんなことがあっても信頼できる相手を選ぶような気が。わたし単純だから、そんなふうに考えるのかもしれないですけど」
「俺は綿貫さんのそういうところに惹かれるのかもしれませんね」
「単純なところ?」
「その前です」
次の料理、蒸し煮が運ばれてくる。食材の説明が終わってから、神長がまたスマートフォンを取りだした。
「返事が送られてきました。今、綿貫さん転送しますね」
何のことかと思いながら、有紗は自分のスマートフォンで、メッセージを確認した。