365日のラブストーリー
 聞こえてくる波の音に耳を澄ませていると、腰に手が回った。ありのままの自分を受け入れてくれる、心の奥まで理解した上で好いてくれている、当たり前のようにそう思えるからなのか、触れられることに恐怖心はない。

(きっと神長さんとだったら)
 包み込まれるような安心感に身を委ねながら、有紗も瞼を下ろした。






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