堅物社長にグイグイ迫られてます
そしてさらっと別の話にすりかえる。
「そういえば御子柴さん、珍しく今日は出勤が遅いみたいですけどそれと関係あるんですかね」
普段は私や佐原さんよりも早くに出勤して仕事を始めているはずの御子柴さんが今朝は始業時間のギリギリ五分前になってようやく事務所に姿を現した。七時頃にはマンションをもう出たはずなのに何か用事でもあったのかな。
「よし!聞いてみるか」
ここで私たちがいろいろ考えても分からないと思ったのか、佐原さんはイスから立ち上がると御子柴さんのデスクへ向かって歩いていく。
さすが御子柴さんとは長い付き合いの佐原さんだ。私ならあんなに不機嫌オーラをまとわせている御子柴さんとはできれば関わりたくない。
「どうしたの悟。なにかあった?」
穏やかな声で佐原さんが御子柴さんに声をかける。そんな二人の様子を自席からこっそりと見守っていると、しばらくして御子柴さんが口を開いた。
「親父に会ってきた」
「お父さんに?それは珍しいね。何年ぶり?」
「覚えてないな」
「そういえば御子柴さん、珍しく今日は出勤が遅いみたいですけどそれと関係あるんですかね」
普段は私や佐原さんよりも早くに出勤して仕事を始めているはずの御子柴さんが今朝は始業時間のギリギリ五分前になってようやく事務所に姿を現した。七時頃にはマンションをもう出たはずなのに何か用事でもあったのかな。
「よし!聞いてみるか」
ここで私たちがいろいろ考えても分からないと思ったのか、佐原さんはイスから立ち上がると御子柴さんのデスクへ向かって歩いていく。
さすが御子柴さんとは長い付き合いの佐原さんだ。私ならあんなに不機嫌オーラをまとわせている御子柴さんとはできれば関わりたくない。
「どうしたの悟。なにかあった?」
穏やかな声で佐原さんが御子柴さんに声をかける。そんな二人の様子を自席からこっそりと見守っていると、しばらくして御子柴さんが口を開いた。
「親父に会ってきた」
「お父さんに?それは珍しいね。何年ぶり?」
「覚えてないな」