堅物社長にグイグイ迫られてます
*
翌日の仕事終わり。
俊君から待ち合わせ場所に指定されたのは駅ビルの一階にあるチェーン店のコーヒーショップだった。
ほどよく混み合っている店内のカウンターで私はブレンドコーヒーを注文する。砂糖もミルクも入れていない。なんとなく今は甘いものを体に取り込みたくなかった。
出来上がったブレンドコーヒーを受け取ると、唯一空いていた窓際のテーブル席に腰を下ろす。腕時計を確認するとちょうど六時半の待ち合わせ時間ぴったりだった。
スマホをいじりながら俊君の到着を待っていたけれど、彼が到着したのは私がここへ来てから三十分が経過した頃だった。
「遅れてごめん」
そう言ってやって来た彼の後ろには一人の女性が立っていた。この人には見覚えがある。たしかあの日、俊君と一緒にベッドで寝ていた浮気相手の女性だ。
どうして彼女もここにいるの?
「俊太。飲み物どうする?」
「あっ、いつもので」
「ホットのエスプレッソね。分かった。待ってて」
浮気相手の女性は、俊君に飲み物を尋ねると颯爽とカウンターへと向かった。それを見届けた俊君が私の向かいの席のイスを引くとそこに腰を下ろす。
翌日の仕事終わり。
俊君から待ち合わせ場所に指定されたのは駅ビルの一階にあるチェーン店のコーヒーショップだった。
ほどよく混み合っている店内のカウンターで私はブレンドコーヒーを注文する。砂糖もミルクも入れていない。なんとなく今は甘いものを体に取り込みたくなかった。
出来上がったブレンドコーヒーを受け取ると、唯一空いていた窓際のテーブル席に腰を下ろす。腕時計を確認するとちょうど六時半の待ち合わせ時間ぴったりだった。
スマホをいじりながら俊君の到着を待っていたけれど、彼が到着したのは私がここへ来てから三十分が経過した頃だった。
「遅れてごめん」
そう言ってやって来た彼の後ろには一人の女性が立っていた。この人には見覚えがある。たしかあの日、俊君と一緒にベッドで寝ていた浮気相手の女性だ。
どうして彼女もここにいるの?
「俊太。飲み物どうする?」
「あっ、いつもので」
「ホットのエスプレッソね。分かった。待ってて」
浮気相手の女性は、俊君に飲み物を尋ねると颯爽とカウンターへと向かった。それを見届けた俊君が私の向かいの席のイスを引くとそこに腰を下ろす。