堅物社長にグイグイ迫られてます
*
「美味しそう!」
割り箸を両手で割ってから顔の前で「いただきます」と手を合わせる。目の前には湯気がのぼる熱々の塩ラーメンが置かれている。
「本当にラーメンでよかったのか?」
四人掛けの席に向かい合って座っている御子柴さんはテーブルに肘をつき、ラーメンに目を輝かせる私を見ている。
「はい。ここのラーメン好きなので」
まずはレンゲでスープをとってひと口のむ。うん、やっぱりおいしい。その次は割り箸で麺をすくいするすると食べる。
「おいしい」
お腹がすいているから余計に美味しく感じる。つい言葉もなく黙々と食べてしまう。そんな私を見ていた御子柴さんのラーメンをゆっくりと食べ始める。
あのあと、御子柴さんに“なんでも好きなものをご馳走してやる”と言われた私が選んだのがこのラーメン屋だった。
駅前の大通りからは少し離れた場所にあるこのラーメン屋は隠れた名店で、ランチ時はよく行行列ができている。
私は、列に並べるほどランチの時間に余裕がないので、ここへ食べに来るのは決まって仕事終わりの晩ご飯だ。
「美味しそう!」
割り箸を両手で割ってから顔の前で「いただきます」と手を合わせる。目の前には湯気がのぼる熱々の塩ラーメンが置かれている。
「本当にラーメンでよかったのか?」
四人掛けの席に向かい合って座っている御子柴さんはテーブルに肘をつき、ラーメンに目を輝かせる私を見ている。
「はい。ここのラーメン好きなので」
まずはレンゲでスープをとってひと口のむ。うん、やっぱりおいしい。その次は割り箸で麺をすくいするすると食べる。
「おいしい」
お腹がすいているから余計に美味しく感じる。つい言葉もなく黙々と食べてしまう。そんな私を見ていた御子柴さんのラーメンをゆっくりと食べ始める。
あのあと、御子柴さんに“なんでも好きなものをご馳走してやる”と言われた私が選んだのがこのラーメン屋だった。
駅前の大通りからは少し離れた場所にあるこのラーメン屋は隠れた名店で、ランチ時はよく行行列ができている。
私は、列に並べるほどランチの時間に余裕がないので、ここへ食べに来るのは決まって仕事終わりの晩ご飯だ。