君からのヘッドフォン
「あ、栞帆」
「あ、津田くん」
私はフェンスの近くに駆け寄る。
「テニスやってるの本当だったんだな」
そう言ってくしゃっと笑う。
部活帰りだろうか、ジャージを着ていて少し汗も流れている様子。
「嘘だと思ってたの?」
「いーや、嘘だとは思ってなかったよ?
ただ、見たことないから信じられなくてさ」
鼻の汗を拭きながらそんなことを言う津田くん。
「今から練習?」
「うん、そうなの」
「大変だな、日差しも強くなってくるだろうに」
「まーね、午後の方が集まりいいんだよ」
「あ、津田くん」
私はフェンスの近くに駆け寄る。
「テニスやってるの本当だったんだな」
そう言ってくしゃっと笑う。
部活帰りだろうか、ジャージを着ていて少し汗も流れている様子。
「嘘だと思ってたの?」
「いーや、嘘だとは思ってなかったよ?
ただ、見たことないから信じられなくてさ」
鼻の汗を拭きながらそんなことを言う津田くん。
「今から練習?」
「うん、そうなの」
「大変だな、日差しも強くなってくるだろうに」
「まーね、午後の方が集まりいいんだよ」