君からのヘッドフォン
あー、違うのか。

どうやら本当に気に入ってくれたみたいで。

彼に近づけたことに少しだけ舞い上がった。


そして、そんなある日。

たまたまその日は、午前中に練習があったから。

午後から和久と出かけることになった。

って言ってもその日は午後から雨で。

私たちは悩んだ末に、カラオケに行くことになった。


行きなれてないんだけど…。

なんなら友達ととか、初めてだし。

男の子とあの狭い空間にいると思ったら結構緊張するし…。


「どっちから歌う?」


なんて思っているうちに、私は和久の正面に座っていた。
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