君からのヘッドフォン
「…好き、だよ」
「あぁ、俺も」
「…もう1回だけ。…ダメ、かな?」
何がもう1回だけなのかは、向こうはわかってるみたいだった。
和久は苦しそうに笑って、静かに私に顔を近づけた。
流されるままに目を閉じた。
2度目のキスは涙の味がした。
私の涙なのか、和久の涙なのかはわからない。
触れるだけのキスが、こんなにも悲しいものだと思わなくて。
私は和久の腕を掴んで、離れたくない、と思ってしまう。
それに気づいた和久は、わたしの薄く開いた口の中に舌をねじ込んでくる。
「…ん、ぅ」
「あぁ、俺も」
「…もう1回だけ。…ダメ、かな?」
何がもう1回だけなのかは、向こうはわかってるみたいだった。
和久は苦しそうに笑って、静かに私に顔を近づけた。
流されるままに目を閉じた。
2度目のキスは涙の味がした。
私の涙なのか、和久の涙なのかはわからない。
触れるだけのキスが、こんなにも悲しいものだと思わなくて。
私は和久の腕を掴んで、離れたくない、と思ってしまう。
それに気づいた和久は、わたしの薄く開いた口の中に舌をねじ込んでくる。
「…ん、ぅ」