君からのヘッドフォン
あぁもう…、私ってば最低だ。
こんなに、和久のこと奪ってしまってる。
私がファーストキスなのと同じように、和久もファーストキスだったらいいな、なんて思ってしまっている。
大人のキスをした。
長い間、唇が離れることはなくて、息が苦しい。
私は和久のシャツを握った。
暗闇に、銀に光る糸を置き去りにして私たちの唇は離れた。
「ごめん…っ、ごめん、なさい…っ」
「栞帆」
「私…っ、私は…っ」
「栞帆」
「和久に甘えてばっかで…、でもそうしていたいくらい、和久のことが…っ」
「栞帆」
こんなに、和久のこと奪ってしまってる。
私がファーストキスなのと同じように、和久もファーストキスだったらいいな、なんて思ってしまっている。
大人のキスをした。
長い間、唇が離れることはなくて、息が苦しい。
私は和久のシャツを握った。
暗闇に、銀に光る糸を置き去りにして私たちの唇は離れた。
「ごめん…っ、ごめん、なさい…っ」
「栞帆」
「私…っ、私は…っ」
「栞帆」
「和久に甘えてばっかで…、でもそうしていたいくらい、和久のことが…っ」
「栞帆」