嘘は必ずバレるから
稜Side


数日後だった。あいつが死んだという報告をされたのは。


最後にあった日、あいつは確かに言ったんだ。


余命宣告なんてされてないって。


順調に回復してるって。


その時に、俺の話がつまんなかったってきいてはっ?って思った


今までのことを無駄にされたと思ったから






俺はあの日、ただあいつの、未来の顔を少しみて、話をして行こうと思った


高3になって彼女ができて、舞い上がってた


今まで病院にいってた時間を彼女の方に使った。


けど、学校で未輝を見かけて、未来のことを聞こうとしたら


周りがそれ誰だって騒ぎだして


しまいには彼女までおれに聞いてくるし


だから、未輝と二人っきりになって未来のことを聞いたら


最近元気じゃないっていうし、歩けないから詰まんそうっていうから。


だから、俺は未来に会いに行った


そこで俺は彼女が不安がるし、みんなが騒ぐからもう来ないっていった。


今思えば、あいつの言うことには矛盾があった


あの時、余命宣告されてないっていいながら、


俺にはミライがあるからねって言ったんだ

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