君は僕のペット
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納得したような顔してにやにやする目の前の男の人。



「 蒼ってかっこよくない?」




その人が指差す方を見ると不機嫌そうにこっちを見つめる中村くんの姿。



茶色がかった髪は少しセットされていて
小さい顔に目はぱっちりで足も長くて___





「 言われてみれば確かに… 」



「 あ、そうだ…俺、西山想太。友達になろう?」





にこっと笑い手を差し出されたから握手なのかと思い手を握ろうとすると西山くんの手が中村くんによって叩かれた。




「 何してんの想太 」


「 猫ちゃんと友達になったの。」




中村くんなら私なんかとも友達になってくれるんじゃ…
でも地味に生きていくからそんなに関わらないと思うけど…形だけでも。。





「 中村くん、私とお友達になってくださいっ、」






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