この空の果てで
「よそ見すんじゃねえよ!
お前のそういう態度にむかつくんだよ!」
もう何回目だろう。
よく言われたこの言葉。
小さい時から、あまり態度に出るような性格ではなかった。
遅刻しそうで心の中では焦っているのに、実際は「遅刻してもいいや」というように見られてよく先生に怒られた。
前回のテストの点数が酷くて次に向けて勉強を頑張っていても、親に「もっと危機感を持て」と怒られていた。
わたしは先生や親とか、世間でいう「正しき人」から嫌われる子供だった。
それは、生徒同士でも同じことだった。
いつだってわたしは、ヒエラルキーの頂点にいる生徒の怒りを買ってしまうのだ。
「落ちろよ」
「……それだと、エリが警察捕まるよ……」
さすがにビンタされ続けるとしんどい。
体がもたない気がする。
「そんなの知るかよ。
お前が勝手に飛び降りたって言えばいいんだから、こっちは」