この空の果てで



「……空が、青いです。

同じ空を見ることは、出来ない」



「どうしたの、いきなり」



「ホノカさんはどんな空が見えていますか?」



「……少し、雲がある青空よ」



「わたしは、雲一つない晴天が広がっています。

そして今、最寄り駅に到着して電車を降りました。

ホノカさんはわたしの最寄り駅に何線が通っているか分かりますよね?」



「ええ。浦野線よね?

あと、最近桜線が通るようになったわ」



少しずつ感づき始めているのが分かる。



追い詰めるつもりはないけれど、追い詰めているようで心が苦しい。



「わたしのいる世界では、浦野線はあります。

でも、桜線はありません」



「都道府県が違うんじゃないかしら?」



「じゃあ、もう一つ聞きます。

ホノカさんの通っていた高校を教えてください」



「……東高校よ」



「わたしもです。

制服はどうでしたか?」



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