この空の果てで



「……え?」



「2人ともわかりやすいんだよ。

明らかに距離が近い時もあれば、疑わしいくらいによそよそしくなる時もあったんだから。

戸部くん、すごく大事にしていたんだよ。コハルのこと」



「……分かってる。……でも、わたしが」



「悪くない。しょうがない、事故なんだから」



「事故じゃない!」



場違いに大きな声は人を引きつけるに十分すぎるほどだった。



「何言ってんの?

コハル、しっかりしなよ」



「しっかりしてる。

わたしは、間接的にナツキを、殺したの!

トラックが通るタイミングでナツキが学校を飛び出すようにわたしは学校を」



「そんなの計算出来ない。

大丈夫、コハルは」



「……ごめん、ちょっと外に出てくる」



外のからりとした空気にあたると、わたしは思っていた以上に現実に打ちひしがれていたことが分かった。



結果的に、全てわたしが悪いのだ。



ナツキのことを知った口を利いたから怒ったのだ。



勉強ばかりで疲れているところに説教じみた話なんて誰だって聞かされたくない。



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