この空の果てで



「これは、俺が最後に貰った時間を使って電話をしている」



「……なんなの、これ……」



この時間はすぐに終わってしまうと分かっていても、後先考えずに喜んでしまうわたしがいる。



「俺も信じられない。

……前置きはこれくらいで、まずはごめんなさい。

コハルが心配してくれていたのは分かっていた。

それなのに俺は自分の感情だけを優先させてコハルを傷つけた」



「ごめんなさい、わたしの方が謝らないといけない。

ナツキの気持ちなんて全然考えていなかった。

憶測だけでわたしはナツキと話を進めていて、何も分かっていなかった。

……それで、ナツキのことを拒んで、最後は酷い態度を取って、ナツキは……!」



「コハル。よく聞いて。

コハルは何も悪いことはしていない。

トラックに跳ねられて死んだことは俺とトラックの運転手の間の問題。

それに、よく周りを確認しなかった俺が悪いんだ」




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